ネイチャーワークスでは、これまでオンサイトでの自然体験学習プログラムを主として提供してきました。確かに、自然体験は参加者の経験として非常に意義のあるものですが、イベン卜・レジャーとして終わってしまうことも少なからずあります。
私どもではこの課題を認識し検討を重ね、沖縄での自然体験をより学習効果の高いものにするためには、沖縄での自然体験とその事前学習または事後学習を組み合わせることが効果的であるという考えに至りました。
その事前・事後学習もレクチャー形式のものではなく、体験的に沖縄の自然や環境動向を学べる参加体験型の学習プログラムが必要と考え、この「Coral Reef Study」を開発いたしました。これは、教室とフィールドをつなげて、沖縄訪問自体を環境学習の機会としてより意味深いものとするためにつくられたプログラムです。
沖縄への訪問をより意味深いものとするため、ぜひ事前・事後学習を「Coral Reef Study」で実施ください。
首都圏近郊(1都3県)で実施の場合 | |
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80人まで | 126,000円(税込) |
81人目より | 1人あたり1,575円(税込) |
沖縄到着後に実施の場合 | |
1人目より | 1人あたり1,575円(税込) |
日本で400種を超えると確認されているサンゴ、これらは種によって成長に特徴があります。成長の早いものや遣いものがあり、また他の種のサンゴとの争いもおこないます。サンゴの成長は自然環境や、人為的なものなどさまざまな環境要因の影響をうけ、それも種によって違いがあります。テリトリーウォーズという生息域の取り合いをおこなうアクティビティを通して、この特徴や関係を学び、サンゴの保全のためにどういうことが必要なのかを考えるプログラムとなっています。
サンゴ礁の島を地理学的に捉えて、その成り立ちゃ人の生活とのつながりを考えるプログラムとなっています。グループで、サンゴ礁の島の地図づくりをおこないます。
サンゴ礁は、海の熱帯雨林とも称される多様性(ダイバーシティ)
に富んだ場所です。多様性とは何か、生物が多様であることはなぜ重要なのかを考えるところからはじまり、サンゴ礁マッチングカードを使った相手探しアクティビティから、多様な生き物たちが何らかのつながりを持って生態系を作り出していることを理解します。
つながりが豊かな多様性の源であることを学ぶとともに、この生態系を脅かす多くの問題が地球に起こっていることを知り、自分たちに何ができるかを考えるプログラムとなっています。
サンゴ礁地域で、森はどういう機能を果たしているのでしょうか。
森と海はどういう関係を持っているのでしょうか。こういったことを、実験を通して理解していくとともに、森と海の聞に人の生活があることに目をむけ、海への影響を軽減するにはどうしたらよいかを考えます。海が見渡せる山への卜レッキングの事前・事後学習として活用するのに適したプログラムです。また実験とは、何らかの予想や仮説を検証するためにおこなう手法であることを学ぶ機会ともなっています。
マングローブが、海水という塩分を含んだ水でも育つ不思議さに着目します。マングローブが生育する海水と淡水が混じるような場所では、潮汐時にどんなことがおこっているのでしょうか。その現象を考えたり、そんな中でマングローブはどういう生き方をしているのか、実験を通してその機能を理解します。種の識別トレーニングゲームもおこなって、観察眼を養います。
海草は、海の中で生息する種子植物です。サンゴ礁の構成要素のひとつであり、海草藻場と呼ばれる海草の広がった場所は、さまざまな生き物たちを育む重要な場所となっています。海草にもいくつかの種類がありますが、細かく観察しないとその識別は難しく、数種類の海草サンプルを見分けるアクティビティを通して、分類できる観察力を養うプログラムをおこないます。